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音信不通の家族が残した借金に困惑する年金暮らしの老夫婦。相続放棄の期限は過ぎていたが・・・

掲載日:2013/06/09


ご相談内容
相関図

A美さん(66歳)のお姉さん(独り身)が平成15年の8月に亡くなった。10年以上音信不通だったことから、A美さんがお姉さんの死を知ったのは数か月後のことだった。財産があるかないかも全く分からず、自分が相続人だとも思っていなかった。しかし死後1年経った平成16年10月に、A美さんのもとに督促状が届き、お姉さんに500万円の借金があったことが発覚。驚いたA美さんだったが、重い持病を抱えており、市役所の公的窓口へ相談に行くことができたのはさらに4ヶ月経った平成17年2月のことだった。相談窓口で対応したのは司法書士で、「期限はとっくに過ぎていて、相続(借金)を放棄することはできない」と説明。夫婦二人で年金暮らしのA美さんは「とうてい返済なんてできない」と途方に暮れた。不憫に思った司法書士が「山田先生なら何とかしてくれるのでは」と、A美さんに山田弁護士を紹介。A美さんが山田弁護士の事務所を訪れたのは、平成18年2月。お姉さんの死後から2年半後のことだった。


下

相続の専門家はどのようにして解決したのか、マンガで紹介します。

事例マンガ
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A美さんの場合、いちばんネックとなったのは、動き出すのが遅すぎたため、事態が複雑化したことです。本来なら、相続の開始を知った日から3ヶ月以内に手続きを取らなければなりません。

しかしながら、被相続人(亡くなったお姉さん)と音信不通だったこと、A美さんは持病を抱えていたこと、ご夫婦ともに年金暮らしだったこともあり、何とか相続放棄できないか策を練りました。

・数百kmも離れた他県の家庭裁判所に出向いて直談判
・相続人自身ではどうすることもできない要素の積み重ねであることを力説
・債権者(銀行系の金融機関)に債権放棄するメリットを説明

これら3つの方策により、A美さんの相続放棄を勝ち取ることができました。弁護士を通しての交渉が功を奏した事例と言えるでしょう。相続放棄の期限(相続の開始から3ヶ月以内)をとっくに過ぎていましたが、あきらめなければ道は開けるのです。

鍵となるのは、相続放棄を認めるか認めないかを判断する裁判官と、弁護士とは同じ立ち位置にあり対等に渡り合えるということ。弁護士は、法律通りに書類を作成するのではなく、法律を熟知したうえで、相談者がよりよく生きるためにどういう形で問題を解決するのがベストかを提案できる力強い存在なのです。

その後、A美さんご夫婦は、心穏やかに毎日を暮しておられます。
「どんな時も、あきらめないでください。弁護士もけっしてあきらめません。あなたのために戦います」

今回のポイント

・弁護士は裁判官と対等な立場で交渉できる
・期限が過ぎていてもなんとかなるケースもある

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